「なぜ相談しなかったの?」という言葉について

一昨日、「離婚と昼逃げと別居とDVシェルター」について、

 

私を含めた4人で話す機会があった。

 

「なぜ相談しなかったの?」という言葉があって、

 (しばらく「逃げなかったの?」に脳内改ざんされていた)

その場では語り切れなかった感があり、

自分で今深掘りしている。

 

「母が『宿命から逃げるな』と言った。」

(30代までカリスマ教祖的な母の言っていることは全て正しいと思っていたので)

 

「宿命から逃げたらまた同じ状況(同じ酒乱男性に捕まる)になる。これは私の宿命であるから、私がここで我慢して、宿命転換をすべき。子供には手をあげてないから(私の目の前ではあげてなかっただけ)私さえ我慢すれば良い。酒を呑まなければ優しくて良い人だから、私がもっと努力して変われば、夫もきっと酒をやめてくれるハズ」

 

と考えていた。

 

ただ、これは「考え」であって、

「気持ち」ではない。

 

セラピストになるトレーニングでも、

「考えは脳、気持ちは心」と言われて、

その違いが全くわからなかったほど、

 

たぶん幼い頃から、

生き抜くために、

「自分の気持ち」を見ないように

してきたおかげで、

特に「辛かった時の気持ち」を思い出す

のがとても難しい。

 

逆か言えば

「自分のすべての感情、感覚を『麻痺』させてきたことで、やっと生きてこれた」

ので、

 

当然と言えば当然だが。

 

いま冷静になって

当時の自分の気持ちを振り返る。

 

「恐怖」

「罪悪感」

「諦め」

「無感覚」

 

こんな感じだろうか。

 

たぶん元夫は、

私のこの心理状態を作り上げるのに、

長けていたし、

 

私は幼少からの家庭環境から、

この心理状態になりやすく、

 

彼にとって私は、

コントロールするのに

最適な人物であった。